【株式市場】円安に復帰し日経平均は反発し本日上場のクラウドワークスは好調

株式市場

◆日経平均の終値は1万7371円58銭(114円18銭高)、TOPIXは1399.65ポイント(2.61ポイント高)、出来高概算(東証1部)はSQ算出があり31億644万株

チャート17 12日後場の東京株式市場は、円安基調に乗りトヨタ自動車<7203>(東1)日立製作所<6501>(東1)などが13時にかけて上値を追い、日経平均は一段高となって268円79銭高(1万7526円19銭)まで上げる場面があった。その後は対ユーロで円高気味になるなど、円相場が一進一退になったため材料株物色が強まり、ドクターシーラボ<4924>(東1)が昨日の自社株買い発表を好感して後場一段ジリ高となり、エイティング<3785>(東マ)はゲーム関連の発表を材料にストップ高、フライトホールディングス<3753>(東マ)は米国への子会社設立を材料に2日続けてストップ高、サンオータス<7623>(JQS)は水素ステーション展開などに期待とされてストップ高となった。12月期末配当の増額が好感されたキヤノン<7751>(東1)やエアバッグ交換部品を増産とされたダイセル化学工業<4202>(東1)は後場も高値圏で堅調となった。電力株も高浜原発の検査合格報道を好感して高い。

 本日新規上場となったクラウドワークス<3900>(東マ、売買単位100株)は買い気配を上げて11時23分に1316円(公開価格760円の73%高)で初値をつけ、その後1339円まで上げ、後場は1030円を下値にもみ合い、終値は1041円。

 また、昨日新規上場の4銘柄の中で初値のつかなかった2銘柄は、弁護士ドットコム<6027>(東マ)が10時13分に公開価格1230円に対し3.2倍の3880円で初値がつき、その後は3970円を高値に一進一退となり終値は3600円。一方、中古ビルのリフォーム再販などのビーロット<3452>(東マ)は2日目も気配値のまま公開価格2010円の5.3倍の1万640円の買い気配で終わった。

 東証1部の出来高概算は、先物12月物の清算値(SQ)算出にともなう売買が加わり増加し31億644万株(前引けは17億5304万株)、売買代金は3兆6314億円(同2兆2706億円)。1部上場1849銘柄のうち、値上がり銘柄数は786(同1197)銘柄、値下がり銘柄数は934(同508)銘柄。

 また、東証33業種別指数は16業種(前引けは30業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、電力・ガス、建設、精密機器、電気機器、サービス、保険、化学、医薬品、ガラス・土石、非鉄金属などだった。

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