WACUL、花キューピットが「AIアナリスト」を導入しECサイトのCVRを122%に改善

■AIアナリストが導いた、データに基づいた戦略が奏功

 WACUL<4173>(東証グロース)は10月24日、同社が提供する「AIアナリスト」を花キューピット(住所:東京都品川区)が導入したと発表。この導入により、花キューピットのECサイトにおいてコンバージョン率(CVR)が昨年度対比122%に改善し、売上の増加に寄与した。WACULはデータと知見を核にしたマーケティングデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しており、今回の導入はその一環として位置づけられる。

 導入の背景には、花キューピットが約4000店の加盟店を持ち、フラワーギフトのEC販売を主な事業としていることがある。これまで花キューピットはGoogleアナリティクスを用いてサイト分析を行っていたが、GA4への切り替えに際し、重要な指標が不明瞭になったため、「AIアナリスト」を導入した。これにより、データ分析の効率が大幅に向上した。

 「AIアナリスト」の導入後、指標がシンプルに整理され、データのハードルが下がった。特に、商戦である「母の日」に向けてPDCAを加速させ、施策数を倍増させることでCVRの改善を達成した。花キューピットの執行役員である大橋氏は、データ分析の難しさが軽減されたことを認識し、社内でデータに触れる機会が増えたとコメントしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る