商船三井が後場急上昇、第2四半期の営業利益81%増加し自社株買いの規模も好感

■通期の予想は為替レート見直しなどで売上高と営業利益を下方修正

 商船三井<9104>(東証プライム)は10月31日の正午に第2四半期決算と自己株式の取得(自社株買い)、通期業績予想の修正などを発表し、株価は後場急動意となって13時に6%高の5360円(300円高)まで上げ、活況高となっている。自社株買いの上限株数を発行済み株式総数の8.2%に達する3000万株とし、おおかたの自社株買いに比べて大規模なことも好感されている。

 第2四半期決算(2024年4~9月・累計、連結)は売上高が前年同期比14.0%増加し、営業利益は同80.9%、親会社株主に帰属する中間純利益は同63.6%増加した。

 一方、今3月期の連結業績予想は、為替レートを円高方向に見直したことなどで、売上高と営業利益を下方修正し、経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益は増額修正した。売上高は従来予想を1.4%下回る1兆7900億円(前期比10.0%増)の見込みに見直し、営業利益は同1.9%下回る1530億円(同48.4%増)の見込みに見直した。一方、経常利益は同4.3%上回る見込みに見直し、親会社株主に帰属する当期純利益も同4.5%上回る見込みとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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