富士紡HDが3年ぶりに上場来の高値を更新、業績・配当予想の増額など連日好感

■半導体向け旺盛、3月期末配当は1株5円増の55円の見込みに

富士紡ホールディングス(富士紡HD)<3104>(東1)は2月2日、続伸一段高となり、取引開始後は10%高の4500円(395円高)まで急伸。通期の業績・配当予想の増額修正などが連日好感され、2018年2月につけた上場来の高値4480円を3年ぶりに更新した。

 1月29日の正午前、2021年3月期・第3四半期の連結決算と3月通期の連結業績予想、配当予想の増額修正などを発表。連結営業利益の場合、4~12月累計が前年同期比26%増の42.42億円となり、3月通期の予想を従来の44億円から49億円へと11%引き上げた。前期比では20.1%増となる。また、3月期末配当の見込みはこれまでの1株50円を55円とした。

主力の研磨材事業が旺盛な半導体需要に支えられ予想を上回り、化学工業品事業、繊維事業などについても概ね予想どおりに推移しているとした。(HC)

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