鶴弥が後場寄りに急伸、価格改定前の駆け込み需要や生産性向上で業績予想を大幅増額、注目集中

■第2四半期の予想営業利益は前回予想の15倍に見直す

 鶴弥<5386>(東証スタンダード)は11月5日、後場寄り後に急伸し、一時10%高の403円(38円高)まで上げて約7か月ぶりの400円台に進む場面があった。屋根瓦の大手で、前引け後に第2四半期の予想営業利益(2024年4~9月・累計)を4月に開示した前回予想の15倍に見直すなど大幅な増額修正を発表し、注目が集中した。

 4~9月は、積極的な営業展開に加え、24年7月実施の価格改定に伴う駆け込み需要が発生したことや、人員配置の適正化や生産設備の効率的な利用によって前回発表を上回る見込みとなり、中間純利益は同85.3%上回る見込みとなった。3月通期の予想については、売上高を1.4%下方修正したが、生産設備の効率的な利用、価格改定の浸透状況などを踏まえ、営業利益は2.2倍の見込みに、当期純利益は同41.7%上回る見込みに見直した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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