科研製薬が一段と出直る、中間期の営業利益3.6倍など好感、契約一時金が加わり大幅増収増益

■売上高は42%増加し中間純利益は3.5倍に

 科研製薬<4521>(東証プライム)は11月11日、5%高の4046円(177円高)まで上げた後も堅調に売買され、後場は4039円(170円高)でスタート。約1か月半ぶりの4000円台に進んで大きく出直っている。前取引日に発表した第2四半期決算(中間期:2024年4~9月・累計、連結)が前年同期比で売上高42%増加、営業利益3.6倍などと大幅に伸び、注目が再燃している。

 24年4~9月の連結決算は、ジョンソン&ジョンソン社、ニューマブ・セラピューティクス社などからの総額8600万米ドルの契約一時金も加わり、売上高が42.0%増の513億72百万円となり、営業利益は3.6倍の195億79百万円となった。中間純利益も3.5倍に急増した。3月通期の連結業績予想は全体に従来予想を継続し、売上高は885億円(前期比22.8%増)、営業利益は208億円(前期の2.2倍)。4~9月中間期までの進ちょく率が高いことも注目されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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