ミロク情報サービスは後場一段と強い値動き、「手取りを増やす」政策が財務、税務、給与などの統合ERPに追い風の期待

■中間期はサブスクモデル推進によりストック型サービス収入15.8%増加

 ミロク情報サービス<9928>(東証プライム)は11月14日の後場、一段と強い値動きとなり、14時30分にかけて1922円(50円高)まで上げ、このところの回復相場で高値に進んでいる。財務・会計、税務、給与・人事などのERP(統合業務ソフト)や会計事務所向けのITソリューションなどを提供し、自民党や国民民主党が「103万円のカベ」「130万円のカベ」などの撤廃・緩和に向けて協議を進めている事を受け、基礎控除などの制度変更は同社の事業にとって追い風との見方が出ている。

 第2四半期決算(2024年4~9月:中間期、連結)は親会社株主に帰属する中間純利益が12.5%増加するなどで好調だった。新規顧客開拓とサブスクリプションモデル(利用料方式)の推進により、ストック型のサービス収入は15.8%増加した。中期経営計画『Vision2028』では、2028年度(29年3月期)の経営目標として、売上高600億円(25年3月期の予想は455億円)、経常利益120億円(同67.5億円)、ROE18%超(同約17%)を設定している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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