【株式市場】日経平均は185円安、昨日に続いて後場軟化し3日続落

◆日経平均は3万8535円70銭(185円96銭安)、TOPIXは2701.22ポイント(7.20ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は21億4202万株

 11月14日(木)後場の東京株式市場は、日経平均が47円高で始まったあと次第に軟化し、14時頃までは下げ幅100円前後でもみ合い、その後一段軟化して安値引けとなり、前日比では3日続落となった。円相場は1ドル156円台に入り一段円安となったが全般は様子見姿勢が強い印象。円安の要因として米金利先物の上昇があったようで、つれて国内金利も強含み、手控えられた。ソニーG<6758>(東証プライム)は終盤まで小高かったが大引け前5分間のクロージングセッションで下落。一方、三菱重<7011>(東証プライム)や三井住友FG<8316>(東証プライム)は堅調。創業家が買収提案のセブン&アイ・HD<3382>(東証プライム)は安い。

 後場は、サッポロHD<2501>(東証プライム)が一段ジリ高となり四半期決算に加え投資ファンドの保有増加も材料視。ホシザキ<6465>(東証プライム)が一段と上げ業績予想の増額と自社株買いなど好感。青山商事<8219>(東証プライム)も一段と上げ大幅増配と自社株買いなど連日好感。ビジョン<9416>(東証プライム)は大幅増益と株主優待品を物品から金券への変更など好感され終日買い気配のままストップ高。リミックスポイント<3825>(東証スタンダード)は一段と上げ正午に発表した中間決算を好感。アウトルックコンサルティング<5596>(東証グロース)はストップ高となりマネーフォワード<3994>(東証プライム)のグループ企業によるTOB(株式公開買付)を材料視。元旦ビューティ工業<5935>(東証スタンダード)はMBO(経営陣側による公開買付)でストップ高。アルファグループ<3322>(東証スタンダード)もMBOでストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は21億4202万株(前引けは10億6749万株)、売買代金は4兆6151億円(同2兆2556億円)。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は528(前引けは825)銘柄、値下がり銘柄数は1075(同759)銘柄。

 東証33業種別指数は9業種(前引けは15業種)が値上がりし、値上がり率上位は、非鉄金属、倉庫運輸、卸売り、銀行、証券商品先物、機械、食料品、輸送用機器、建設、となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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