イトーキ、オフィスワーカーの働き方をリデザインしながら、会議室不足を解決する新ソリューション「Reserve Any」を発表

■東京大学が設立した経済学コンサル会社とタッグを組み、いま注目のマーケットデザインを応用したアルゴリズムを実装

 イトーキ<7972>(東証プライム)は11月20日、会議室不足を解決する新ソリューションとして、次世代会議室予約システム「Reserve Any(リザーブエニー)」を2025年に提供開始すると発表。アルゴリズム開発パートナーである、東京大学エコノミックコンサルティング株式会社(本社:東京都文京区:UTEcon)とマーケットデザインを応用した「リソース利用価値最大化アルゴリズム」を開発し、ソリューションに実装。会議室の非効率な利用を最小限に全体最適を図り、オフィスワーカーの行動変容を促すことで組織全体の生産性向上を目指していく。

■ソリューション開発の背景

 オフィスでの慢性的な会議室不足は、総務をはじめとする管理部門が、運用ルールの見直しや会議室の増設などで対策を行ってきたが、解決には至っていない。また、近年はコロナ禍を経てリモートワークによるハイブリッド会議が定着している。音の問題がオフィスで顕著になってきたことや、フリーアドレスの拡大から、WEB会議に対応した空間や集中できる空間の設置が望まれ、管理対象が増えている傾向にある。

 さらに、同社のオフィスデータ分析サービス「Data Trekking」から、会議室の非効率な利用実態が明らかになった。例えば、実際の人数より大きな会議室の利用、特定の従業員やチームによる独り占め、他の予約が入らない隙間時間の発生、人気の会議室や時間帯の集中利用などである。「Reserve Any」はこれらの根本原因を解決し、限りある会議室を最大限活用するために開発した。

■ソリューションの詳細

 「Reserve Any」の特徴は、会議室の「ポイント予約制」である。これは、会議室の予約状況に応じて会議室の価格(利用ポイント)が日々変動することで、予約者は保有ポイントを考慮しながら会議室を予約する仕組みである。例えば、需要の多い時間帯や人気の会議室は利用ポイントを高く設定することで、需要が少ない時間帯や会議室の選択を予約者に促す。会議室の価格を意識することで全体最適に望ましいふるまいが誘発され、必要度の高い予約者の希望する会議室の利用が可能になる。

 もう一つの特徴は2つの予約スタイルである。「おまかせ予約」は予約者による会議室の指定が不要である。利用人数など希望条件を入力するだけで最適な場所が割り当てられ、会議室予約の手間と無駄が減少する。「こだわり予約」は会議の性質上、指定したい会議室がある予約者向けの仕様である。

 「ポイント予約制」を基本に、2つの予約スタイルを採用することで、会議室のオーバースペック利用の解消をはじめ、隙間時間の減少、独り占め防止、利用の分散を実現する。

 これらの新しい仕組みを支える技術として、「リソース利用価値最大化アルゴリズム」を「Reserve Any」に実装した。アルゴリズム開発パートナーとしてUTEconが参画し、価格メカニズムを使って行動変容を促す経済学の根源的アプローチを会議室予約に応用した。具体的には、いま注目されている経済学のマーケットデザインの考え方をもとに、ダイナミックプライシングを応用している。

 一般的にダイナミックプライシングは「収益最大化」を目的とする手法であるが、「利用価値の最大化」を目的としている点が一線を画している。日々の予約データをもとにアルゴリズムが精度を向上させていくため、「Reserve Any」を使えば使うほど、会議室不足が解決していく。

■ソリューションの展開

 「Reserve Any」は、いつでも・どこでも・なんでも・だれでも、シェアしながら利用できる快適なオフィスを実現する由来から名付けられている。一般的な会議室のみならず個室ブースやフリーアドレス席など様々なスペースの予約管理にも最適である。「予約者」「予約時間」などの情報をオフィス内で表示できる「Hoteling Label」とあわせて利用することで、システムのみならずオフィス空間での高い利便性を実現する。

【ソリューション概要

・名称=Reserve Any(リザーブエニー)
・提供時期=2025年
・提供方法=Outlookへのアドイン対応
(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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