セブン&アイHDは続落模様、買収提案のカナダ企業「敵対的買収は検討せず」と伝えられ肩すかしの様子

■買収合戦による株価つり上げの思惑が後退

 セブン&アイHD(セブン&アイ・ホールディングス)<3382>(東証プライム)は11月22日、続落模様となり、朝寄り後の2500.0円(56.0円安)を下値に後場寄り後は2547.5円(8.5円安)前後で売買されている。朝、「セブン買収提案のカナダ社会長『敵対的買収は検討せず』」(日経電子版11月22日8:20)と伝えられ、買収合戦による株価つり上げの思惑が後退する形になった。

 セブン&アイHDを巡っては、「当社がアリマンタシォン・クシュタール社から法的拘束力のない非公開の再提案を受領したことは事実」(10月9日発表)と、カナダ企業アリマンタシォン・クシュタール社から買収の手が伸びているほか、「当社の代表取締役副社長の伊藤順朗氏及び同氏が関係する会社である伊藤興業株式会社から、当社の買収に関する法的拘束力のない非公表の提案を受領しております」(10月13日発表)と、創業家を軸とする側からの買収の動きもある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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