【マーケットセンサー】インバウンド需要回復が加速!ホテル株に注目集まる

■割安なホテル株にも投資機会が到来

 トランプ次期大統領の政策が市場に与える影響を避ける動きから、純内需型のインバウンド関連株が脚光を浴びている。円安メリット株が投資対象として注目され、日本政府・日本銀行による円買い介入や金利上昇が市場に新たな期待感を与えている。

 電鉄株の業績好調の背景には、人流回復と系列ホテルでのインバウンド需要が大きく寄与している。特に、リゾートトラスト<4681>(東証プライム)や東京会館<9701>(東証スタンダード)などのホテル株は、業績上方修正と増配発表を受けて年初来高値を記録している。また、ABホテル<6565>(東証スタンダード)の増配やポラリス・ホールディングス<3010>(東証スタンダード)、ワシントンホテル<4691>(東証スタンダード)などの割安株も投資家からの注目が集まっている。今後も人流回復と観光需要の高まりが、ホテル関連株を支える重要な要素となる。

 ホテル関連株の中でも割安とされるグリーンズ<6547>(東証スタンダード)、共立メンテナンス<9616>(東証プライム)、グリーンランドリゾート<9656>(東証スタンダード)なども成長余地がある。また、ホテル向けスチュワード事業を展開するCCSホールディングス<2304>(東証スタンダード)は、今期業績が続伸予想にあり、見逃せない銘柄だ。これらの企業は、インバウンド需要の拡大とともに、さらなる収益改善が期待されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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