丸の内が変わる!国際ビル・帝劇ビル建て替えで文化とビジネスが融合する街へ、皇居を望む文化芸術の殿堂誕生

■帝国劇場、出光美術館がリニューアル!

三菱地所<8802>(東証プライム)、東宝<9602>(東証プライム)、出光美術館の三者が共同で取り組む「丸の内3-1プロジェクト」が正式に始動した。同計画は国際ビルと帝劇ビルの建替えを通じて、有楽町エリアを歴史と未来が調和する新たな文化拠点へと再生させるものである。都市計画手続きも開始され、東京圏国家戦略特別区域プロジェクトとして、国家や地方の計画審議が進められる予定。

同計画では、帝国劇場の改修や出光美術館の拡張など文化施設の機能強化が中心に据えられている。劇場では快適な観劇空間を整備し、美術館では東洋・日本古美術の魅力を国内外に発信する取り組みを強化する。また、皇居外苑に面した低層部には一般開放の屋上テラスを設け、歴史ある都市景観に調和した設計がなされる。

■有楽町エリアに新設される地下通路が交通利便性を飛躍的に向上

このプロジェクトでは交通インフラの利便性向上にも注力している。東京メトロ有楽町線・都営三田線の駅まち接続や、JR有楽町駅東西を結ぶ地下通路の新設が予定されている。これにより、有楽町エリアと丸の内エリアの結節点としての役割を果たすとともに、歩行者ネットワークがさらに拡充される見込み。

計画全体は、歴史的景観を尊重しつつも現代的なデザインを取り入れた、国際競争力の高い街づくりを目指している。オフィス、商業施設、文化施設が一体となり、訪れる人々の滞在価値を高めることが目標である。三菱地所設計や小堀哲夫氏らが担う建築デザインは、夜間のライティング計画も含め、有楽町エリア全体に統一感をもたらすものとなるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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