三菱重工、ダレス空港APMの運用を10年間延長、信号システムなど設備更新も受注

■2034年までの10年契約、システム延命化と機能向上を実現

 三菱重工業<7011>(東証プライム)グループのCrystal Mover Services, Inc.(CMSI)は12月20日、米国ワシントン・ダレス国際空港のAPM(全自動無人運転車両)システムの運行・保守契約を更新したと発表。契約期間は2024年12月から2034年11月までの10年間である。また、システムの安定稼働維持のため、信号システムを含む総合的な設備更新工事も受注している。

 当該APMシステムは全長約3.5kmで4駅から構成され、2010年1月から営業運転を開始している。CMSIは運転開始以来、24時間365日体制で安全・快適な輸送サービスを提供してきた。今回の契約更新は、三菱重工グループの技術力とCMSIの高品質なサービスが評価された結果である。

 三菱重工グループは今後も、CO2を排出しないクリーンなAPMシステムの納入とO&M、設備更新を通じて、世界各地の経済発展と交通利便性の向上に貢献していくとしている。また、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、信頼できるパートナーとして卓越したソリューションを提供していく方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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