日本製鉄は続落模様、USスチール買収にトランプ氏も疑義と伝わり様子見姿勢

■会社側は7日午前に会見を開いたが株価の反応は今ひとつ

 日本製鉄<5401>(東証プライム)は1月7日、小高く始まったあと次第に値を消し、一時3091.0円(67.0円安)まで軟化して2日続落模様となっている。米USスチール買収を巡り、トランプ次期米大統領が6日、「『関税によってより高収益で価値ある企業になるのに、なぜ売却したいのだろうか』と述べた」(時事ドットコム1月6日23時)と伝えられ、様子見姿勢が漂う感触になった。バイデン大統領は年初早々に買収中止命令を出したと伝えられたため、新旧の両大統領を「敵」に回す格好になった。

 日本製鉄は1月6日午前8時30分と夜9時に各々USスチール買収に関する「開示事項の経過」を発表し、7日は午前9時過ぎから橋本英二会長ほかが会見を行った。しかし、株価の反応は今ひとつとなっており、株式市場関係者からは、「トランプ発言によって一段と波が荒くなった」といった受け止め方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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