アイデミー、先行投資で25年5月期2Q累計赤字も通期予想据え置く、底固め完了感し出直りに期待

 アイデミー<5577>(東証グロース)は1月14日に25年5月期第2四半期累計(中間期)連結業績を発表した。24年5月期第3四半期より連結決算に移行したため前年同期の単体業績との比較で見ると、売上面は生成AIの急速な進展による受注先送り等で減収となり、成長に向けたM&A・人材投資等も影響して各利益は赤字だった。ただし四半期別に見ると第2四半期は営業黒字だった。そして通期予想を据え置いた。小幅ながら営業・経常増益予想としている。中長期的に同社を取り巻く事業環境は良好であり、積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。株価は反発力が鈍く安値圏でモミ合う形だが底固め完了感を強めている。出直りを期待したい。

■25年5月期2Q累計赤字だが通期営業・経常増益予想据え置き

 25年5月期第2四半期累計(中間期)の連結業績は売上高が10億45百万円、営業利益が17百万円の損失、経常利益が18百万円の損失、親会社株主帰属四半期(中間)純利益が51百万円の損失、EBITDA(営業利益+償却費+のれん償却費+株式関連取得費用)が44百万円だった。

 24年5月期第3四半期から連結決算に移行(24年1月にファクトリアルを子会社化して第3四半期から連結開始)したため前年同期の単体業績との比較で見ると、売上高は12百万円減収、営業利益は2億14百万円減益、経常利益は2億11百万円減益、親会社株主帰属四半期(中間)純利益は1億93百万円減益、EBITDAは1億63百万円減益だった。売上面は生成AIの急速な進展による受注先送り等で減収となり、成長に向けたM&A・人材投資等も影響して各利益は赤字だった。

 サービス別売上高は、法人向けAI/DXプロダクト事業が5.5%減の6億11百万円、AI/DXソリューション事業が10.1%増の3億04百万円、個人向けAI/DXリスキリング事業が3.9%減の1億29百万円だった。AI/DXソリューション事業は増収だが、大規模案件に育てることができていないため想定より厳しい着地となった。AI/DXプロダクト事業は教育が一巡した一部企業の解約の影響で減収だった。AI/DXリスキリング事業は競合増加に伴う顧客獲得単価が悪化した。

 全社ベースの業績を四半期別に見ると、第1四半期は売上高が5億27百万円で営業利益が27百万円の損失、第2四半期は売上高が5億18百万円で営業利益が10百万円だった。第2四半期は営業黒字だった。

 通期の連結業績予想は据え置いて、売上高が24年5月期比27.4%増の27億円、営業利益が1.9%増の3億円、経常利益が2.3%増の2億97百万円、親会社株主帰属当期純利益が法人税等の増加で24.0%減の1億63百万円、EBITDAが23.8%増の4億06百万円としている。

 小幅ながら営業・経常増益予想としている。売上面はAI/DXソリューション事業の拡大が牽引し、さらにM&A効果(24年5月期第3四半期から新規連結したファクトリアルの通期寄与、24年6月に子会社化したまぼろし、および24年12月に子会社化したトゥーアールの新規連結)も寄与して高成長を継続する見込みだ。基本方針として、M&Aも積極活用しながらAI/DXソリューション事業を中心に売上高拡大を優先するとともに、中期成長を支える組織体制の強化および技術投資を継続する。

 第2四半期累計は赤字だったが、企業におけるAI/DX人材育成ニーズが一段と高まるなど、中長期的に同社を取り巻く事業環境は良好であり、積極的な事業展開で収益拡大を期待したい。

■株価は底固め完了

 株価は反発力が鈍く安値圏でモミ合う形だが底固め完了感を強めている。出直りを期待したい。1月14日の終値は918円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS41円22銭で算出)は約22倍、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS294円21銭で算出)は約3.1倍、そして時価総額は約37億円である。(日本インタビュ新聞社アナリスト水田雅展)

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