ケンコーマヨネーズの15年3月期は当初予想を上回る最高益更新で着地

■今期も最高益更新を見込む、配当は2円増配予想

 ケンコーマヨネーズ<2915>(東1)の15年3月期連結業績は、鶏卵相場が高値圏で推移したものの、当初予想を上回る最高益更新で着地した。

 同社の15年3月期連結業績は、売上高603億27百万円(14年3月期比5.3%増)、営業利益30億01百万円(同23.6%増)、経常利益27億76百万円(同22.9%増)、純利益16億42百万円(同29.7%増)であった。

 今期については、事業環境はさらに改善傾向にあるといえることから、売上高632億円(前期比4.8%増)、営業利益30億50百万円(同1.6%増)、経常利益30億円(同8.0%増)、純利益17億70百万円(同7.8%増)と増収増益で最高益更新を見込んでいる。

 配当については、年間配当25円(第2四半期11円、期末14円)と前期比2円の増配予想。

 株価については、1部上場の食品メーカーのPER(予想)、PBR(実績)と比較すると、キューピー28.5倍、2.17倍、ハウス食品35.21倍、1.18倍、カゴメ46.42倍、1.55倍に対して、同社の場合は12.8倍、1.26倍と出遅れている。株価の一段高が期待される。

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