【株式市場】前場の日経平均は232円安だが銀行株や百貨店株など強くTOPIXは高い

◆日経平均は3万9699円76銭(232円22銭安)、TOPIXは2764.66ポイント(13.62ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は9億6433万株、

 1月27日(月)前場の東京株式市場は、円安が再燃したものの、日銀による利上げの影響を見定めたい姿勢があるようで、日経平均は朝寄り直後の323円70銭高(4万255円68銭)を上値に値を消し始め、午前11時には252円06銭安(3万9679円92銭)まで下押してもみ合った。一方、TOPIXは堅調。みずほFG<8411>(東証プライム)が2008年以来の4000円台に乗るなど銀行株や保険株が上げ、トヨタ<7203>(東証プライム)などの自動車株も堅調。三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)などもしっかりで、フジ・メディア・HD<4676>(東証プライム)も高い。

 日本板硝子<5202>(東証プライム)がドイツ拠点の合理化など好感されて活況高となり、京王電鉄<9008>(東証プライム)などの私鉄株は証券会社による投資判断が好感されて全般堅調。ヒガシトゥエンティワン<9029>(東証スタンダード)は第3四半期決算が好感されて急伸。セルシード<7776>(東証グロース)やソレイジア・ファーマ<4597>(東証グロース)、カイオム・バイオ<4583>(東証グロース)などバイオ株の上げも目立った。

 東証プライム市場の出来高概算は9億6433万株、売買代金は2兆3387億円。プライム上場1641銘柄のうち、値上がり銘柄数は1341銘柄、値下がり銘柄数は261銘柄。

 東証33業種別指数は電気機器と非鉄金属を除く31業種が値上がりし、ゴム製品、陸運、銀行、鉄鋼、医薬品、食料品、不動産、輸送用機器、証券商品先物、石油石炭、水産農林、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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