【株式市場】前場の日経平均は319円安、円高で様子見だが電線株や銀行株など高い

◆日経平均は3万8033円22銭(319円12銭安)、TOPIXは2689.07ポイント(9.22ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は8億3376万株、

 11月21日(木)前場の東京株式市場は、円相場の反発などを受け、日経平均が午前9時半頃に356円44銭安(3万7995円90銭)まで下押し、一進一退のまま下げ幅300円台で前引けとなった。米エヌビディアの四半期決算は市場予想を上回ったとされたが、半導体関連株の多くは朝寄り値を除いて軟調に推移。一方、古河電工<5801>(東証プライム)は約1週間ぶりに高値を更新など、電線株が生成AI関連需要の伸びや高業績の再評価を受けて活況高。みずほFG<8411>(東証プライム)や東京ガス<9531>(東証プライム)も高い。

 ブイ・テクノロジー<7717>(東証プライム)が目立って出直り業績拡大期待に加え「ブイテクファーム」のアイメック農法なども材料視。三櫻工業<6584>(東証プライム)はAIサーバー、データセンター向け装置が注目され出直り拡大。リミックスポイント<3825>(東証スタンダード)は「暗号資産の追加購入」とビットコイン相場の最高値が材料視され一段高。カイオム・バイオサイエンス<4583>(東証グロース)は治療用抗体のライセンス供与と一時金などで買い気配のままストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は8億3376万株、売買代金は1兆8208億円。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は876銘柄、値下がり銘柄数は699銘柄。

 東証33業種別指数は12業種が値上がりし、非鉄金属、銀行、繊維製品、水産農林、その他金融、ゴム製品、証券商品先物、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る