綿半グループの綿半建材が長野県飯田市千代の山林約1,500haを取得

■「伐る・使う・植える・育てる」を柱とした森林の再生に向け

 綿半ホールディングス<3199>(東証プライム)グループの綿半建材(長野県松本市)は、8月27日に野池愛林農業協同組合(長野県飯田市)より「長野県飯田市千代の山林約1,500ha」を取得した。

 長野県は、日本有数の「森林県」である一方、丸太生産量※1は全国36位と、必ずしも「林業県」とは言えない。「伐る・使う・植える・育てる」という健全なサイクルが循環しなければ、土砂崩れの発生や生物多様性の喪失、松くい虫などによる病虫害につながる。そして長野県の多くの森林では「高齢化」が進んでおり、本来であれば伐って使う、いわゆる更新の時期を迎えている。(※1令和4年時点人工林1haあたりの丸太生産量)

 このような現状の中で、綿半建材は、「100年先の森林を考えて」、従来のやり方に捕らわれず、次の世代に健全な森を引継ぐことを目的に、ReFI(Re Forest Innovation)プロジェクト を発足させており、「伐る・使う・植える・育てる」という、森を守り続けるための持続可能なサイクルを柱として、森林整備に関する取組みを進めている。

 今回の山林取得は、その取組みをさらに前進させる大きな一歩となり、今後は、周辺を含む飯田市をはじめ、長野県各地で、次世代に向けた健全な森林整備を進めていくとしている。

 なお、伐採した木の活用方法は、取得した飯田市千代の山林を含め、飯田市周辺から伐採された木材は、2024年6月27日に取得した龍江インター産業団地に運び出す。そして発電所用のチップ、住宅用の構造材や内装材になるほか、それらの加工品を綿半ホーエイドでの販売や、非住宅木造建築への利用・海外への輸出など、綿半グループのリソースを最大限に使用し、活用していく方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■環境要因は50%、漁獲圧は25%、状態空間モデルで初の定量評価  東京大学は11月1日、日本周辺…
  2. ■ドジャース、球団史上初の2年連続制覇  ロサンゼルス・ドジャースは、2025年MLBワールドシリ…
  3. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  2. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  3. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  4. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…
  5. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  6. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る