JトラストグループのJTG証券が福岡証券取引所のアドバイザー資格を取得

■取引所に代わり上場企業の適格性の調査・確認など実施

 Jトラスト<8508>(東証スタンダード)グループのJTG証券(東京都渋谷区、Jトラストグローバル証券)は1月31日午前、福岡証券取引所の新市場「Fukuoka PRO Market」において取引所に代わり上場企業の適格性の調査・確認などを行うアドバイザー資格(「F-Adviser」資格)を1月30日付で取得と発表した。

■東証のPRO Marketでは「流動性プロバイダー」への指定も多い

 また、JTG証券は、31日に東証の「TOKYO PRO Market」に上場したエス・エム・エス・データテック(コード番号317A)から流動性プロバイダーに指定された。

 JTG証券は、多くの未上場企業の株式公開(IPO)支援を行っており、「F-Adviser」の先駆けである東京証券取引所の「J-Adviser」資格を2020年6月に取得して以来、11社の「TOKYO PRO Market(以下、TPMという)」への新規上場と、5社の「TPM」から一般市場へのステップアップ上場を実現してきた。「F-Adviser」の取得により、より多くのスタートアップ企業に上場のチャンスやその後の飛躍の可能性を提供できるものと考えている。また、「FPM」への上場支援は地域経済の活性化に寄与するものと見込んでいる。

 同証券は、「ベンチャー企業を応援するJTG証券」として、引き続き資金調達や株式公開等の支援を通じて企業の成長を促進し、地域経済の活性化を通じた地方創生にも貢献していく方針だ。

【Fukuoka PRO Market(FPM)】

 「FPM」は、本則市場やQ-Board市場をはじめとした一般市場への上場を目指す成長意欲のあるスタートアップ企業等に対して、幅広い市場関係者からの支援が得られる場を提供し、成長経路の選択肢を広げることを目的として開設された。上場基準は基本的に「TPM」(東証のTOKYO PRO Market)と同様で、同市場で買付けのできる投資家が「プロ投資家」に限定されているため、上場に必要な数値基準(株主数や時価総額等)がない比較的自由度の高い上場制度であることから、スタートアップ企業にとって柔軟な資金調達の手段となることが期待されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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