ネクセラファーマ、がん免疫療法薬HTL0039732のフェーズ2a試験を開始

■フェーズ1試験の良好な安全性・有効性を踏まえ臨床開発を加速

 ネクセラファーマ<4565>(東証プライム)は9月17日8時30分、がん免疫療法候補薬HTL0039732(NXE0039732)のフェーズ2a試験において最初の被験者への投与を開始したと発表した。同薬は同社が創出した経口投与可能な新規EP4受容体拮抗薬であり、がん免疫療法の一環として進行性固形がんを対象に開発が進められている。試験はCancer Research UKのCentre for Drug Developmentが資金拠出と管理を担い、ケンブリッジ大学やキングス・カレッジ・ロンドンなどの研究者が統括する。メイン実施施設はケンブリッジのアデンブルックス病院で、ECMCネットワーク内の施設も参加している。

 同フェーズ2a試験は、マイクロサテライト安定性大腸がん、胃または食道胃接合部腺がん、淡明細胞型腎細胞がん、転移性去勢抵抗性前立腺がんの4つのコホートで実施される。開始の背景には、フェーズ1試験における良好な安全性・忍容性と初期の有効性データがある。アテゾリズマブとの併用では部分奏効例が確認されており、これらの結果は2025年10月に開催される欧州医療腫瘍学会(ESMO)で発表される予定だ。HTL0039732は腫瘍微小環境における免疫回避を促進するPGE2の作用を阻害することで、既存免疫療法の効果が十分でないがん種にも新たな治療選択肢を提供する可能性がある。

 同社CSOのマット・バーンズ氏は、今回の進展を「治療が困難ながん患者に有望な治療薬を届けるための重要な前進」と位置付けた。また、共同研究機関の研究者も「EP4受容体を標的とする新規化合物の評価が次段階に進むことを歓迎する」とコメントしている。Cancer Research UKは30年以上にわたり新規がん治療薬の開発に取り組み、これまでに6品目を上市した実績を有しており、今回の提携もその一環である。なお、この進捗に伴う金銭の授受は発生しないとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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