ノイルイミューン・バイオテック、東京大学と核酸送達技術に関するオプション契約を締結

■固形がん治療の新展開に期待

 ノイルイミューン・バイオテック<4893>(東証グロース)は2月4日、東京大学との間で核酸送達用ポリマー化合物の特許に関する非独占実施許諾のオプション契約を締結したと発表。同社は東京大学に対して契約一時金を支払うこととなるが、今期業績への影響は軽微であるとしている。

 同技術は特定の遺伝子などの核酸送達のためのナノポリマーに関するものである。固形がんに対するCAR-T細胞療法の研究開発を行う同社は、すでに東京大学と同技術を用いた共同研究を実施しており、今回の契約締結により、さらなる研究開発の進展が期待される。

 同社は本技術と自社のCAR-T技術を組み合わせることで、CAR発現遺伝子などを包埋した当該ナノポリマーを用いて生体内に送達し、生体内でCAR-Tを作り出すin vivo CAR-Tの開発を目指している。これは同社が保有する独自のPRIME技術と組み合わせることで、固形がんに対する次世代のがん免疫療法の実現に向けた重要な一歩となる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る