アップル、新型「iPhone16e」を発表:AI機能搭載で驚異のバッテリー性能

■A18チップとApple Intelligence搭載で、AIの新時代へ

 Apple(アップル)は2025年2月19日、iPhone16シリーズの新メンバー「iPhone16e」を発表した。A18チップとApple初のセルラーモデム「Apple C1」を搭載し、スムーズな操作性と驚異のバッテリー寿命を実現。48MPツーインワンカメラやApple IntelligenceによるAI機能を備え、より多くのユーザーに最新のiPhone体験を提供する。

 iPhone16eはブラックとホワイトの2色展開。予約注文は2月21日(金)、販売開始は2月28日(金)から。AppleのワールドワイドiPhoneプロダクトマーケティング担当バイスプレジデント、カイアン・ドランス氏は「パワフルな性能を手頃な価格で提供し、より多くの人々にiPhoneの魅力を届けられる」とコメントした。

■6.1インチディスプレイと耐久性を強化したデザイン

 iPhone16eは6.1インチのSuper Retina XDRディスプレイを搭載。HDRビデオ視聴やゲームに最適な高精細画面を提供する。IP68等級の防沫・耐水・防塵性能を備え、耐久性に優れたCeramic Shieldの前面カバーと強化ガラスの背面パネルを採用。バッテリー持続時間も向上し、iPhone 11より最大6時間長く、iPhone SEの全モデルより最大12時間長く使用できる。

 また、USB-Cポートを搭載し、ワイヤレス充電と有線充電の両方に対応。Face IDによるセキュアな認証機能も搭載し、利便性と安全性を両立させている。

■圧倒的なパフォーマンスと5G接続

 A18チップを搭載したiPhone16eは、前世代のA13 Bionicチップに比べて最大80%高速なCPUを備え、あらゆる作業をスムーズに処理。4コアGPUにより、AAAタイトルのゲームやハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシングも可能にする。

 また、Apple独自開発のモデム「Apple C1」により、5G通信の信頼性と電力効率が向上。新しい内部設計とiOS 18の電力管理機能により、優れたバッテリー駆動時間を実現した。

■Apple Intelligenceと新たなAI機能

 iPhone16eはApple Intelligenceを活用し、写真編集のクリーンアップツール、自然言語検索、ジェン文字(AI生成絵文字)などの新機能を提供。SiriにはChatGPTが統合され、より直感的な操作が可能になった。ユーザーはアカウント不要でChatGPTを利用でき、プライバシー保護も強化されている。

 Apple Intelligenceは、デバイス上での処理を基本とし、プライベートクラウドコンピューティングを活用することで、クラウド上でも安全なAI処理を実現。ユーザーのデータはAppleが保存せず、プライバシーを最大限に保護する設計となっている。

■アクションボタンと新たな操作体験

 iPhone16eには「アクションボタン」を搭載。カメラやフラッシュライトの起動、着信モードの切り替え、ボイスメモや翻訳機能の起動など、ワンタッチで様々な機能にアクセスできる。

 また、Apple Intelligenceと連携した「ビジュアルインテリジェンス」機能を備え、ユーザーがカメラを向けた対象物や場所についての情報を即座に提供。Snapchatでのカメラ起動やFordPassでの車の解錠など、アプリ内機能との連携も強化された。

 Appleは、iPhone16eが「高性能と手頃な価格のバランスを実現した新しい選択肢」として、多くのユーザーに受け入れられることを期待しているとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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