川崎重工、東京医科大学病院で自動配送ロボット「FORRO」実証実験を開始

■医療従事者の負担軽減と業務効率化を目指す

 川崎重工業<7012>(東証プライム)は2月20日、屋内配送用サービスロボット「FORRO」を活用した自動配送サービスの実装検証を、2025年2月26日から東京医科大学病院で開始すると発表。同検証は、東京都の「西新宿コンソーシアムによる先端サービスの実装促進事業」の一環として実施されるもの。

 同社は2023年度から同病院で事前検証を行い、ロボットによる配送業務の可能性や課題を洗い出してきた。今回の実証実験では、エレベーターのスマート化を導入し、医療従事者とロボットの相乗りを可能にすることで、病院特有のエレベーター混雑の緩和を図る。また、採血管や手術機材、文書などの配送業務をロボットが担うことで、医療従事者の業務負担軽減や業務効率化の導入効果を検証する。

 「FORRO」は、労働力不足の解決策の一つとして開発されたロボットであり、「ヒトは、ヒトにしかできないことを。」をコンセプトとしている。本検証を通じて、医療現場における自動配送サービスの有用性を評価し、今後の導入に向けた検討を進める方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る