三洋化成工業、グループ会社サンノプコのウッドテキスタイル『MOC-TEXがJALのサステナブル・チャレンジ企画に採⽤

■未利用木材を活かしたヘッドレストカバー

 三洋化成工業<4471>(東証プライム)は25日、子会社のサンノプコ(京都市東山区)が開発した木粉配合の高機能テキスタイル『MOC-TEX』(モックテックス)が、JALグループのサステナブル・チャレンジ企画「‘OLU’OLU!Honolulu!」の機内シートのヘッドレストカバーに採用されると発表した。

 国内森林資源の有効活用と環境負荷低減を目指し、国産木材の未利用材をアップサイクルした『MOC-TEX』は、木の温もりや機能性(通気性・消臭性)と、本革の質感を融合した革新的な素材である。国内森林・環境とのつながりと、木のここちよさを提供することが『MOC-TEX』のコンセプト。JALグループが提唱するサステナビリティの理念や、「‘OLU’OLU!Honolulu!」が目指す、「関係・つながり」の創造や「ʻoluʻolu※」の提供という方向性と合致したことから、今回のコラボレーションが実現した。
※ʻoluʻolu(オルオル):ハワイ語で「ここちよさ」を表す言葉。

【「‘OLU’OLU!Honolulu!」】
対象期間:2025年3月1日(土)~15日(土)
対象便:上記期間中にホノルルを発着する同チャレンジ企画採用のJAL便

 日本では、50年以上の樹齢を持つ人工林が過半数を占めており、未利用木材の有効活用と森林資源の適正管理が社会課題となっている。この課題に応えて、サンノプコは国産木材の未利用材を活用した高機能テキスタイル『MOC-TEX』を開発した。

<『MOC-TEX』の特長>
(1)国産木材の未利用材を有効活用
・国産木材の未利用材をアップサイクルすることで、国内森林資源の有効活用を実現。森林整備の促進や地域経済の活性化に貢献。

(2)高いバイオマス度
・最大80%の植物由来素材を使用し、カーボンニュートラルの実現に寄与。

(3)多機能性
・木材本来の通気性や消臭性を活かした独自の素材設計。
・木の温もりを感じられる質感とともに、本革のような高級感ある外観と柔軟な触感を融合。長期間の使用により、より深みのある風合いを生み出す(エイジング)。
・高い木粉配合比率を実現するための、サンノプコ独自の分散技術や消泡技術を駆使した高機能設計。

 今回の同チャレンジ企画での採用は、2週間のイベント期間限定。『MOC-TEX』にとって、可能性を広げる重要な実績である。これを機に、サンノプコは引き続き『MOC-TEX』のさらなる進化を追求し、多様な分野への展開を促進するとともに、社会課題の解決と環境負荷の低減に貢献していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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