日本ガイシ、欧州カーボンニュートラル市場での基盤強化へ独DKNM社を買収

■欧州市場での事業拡大と環境負荷低減技術の強化を目指す

 日本ガイシ<5333>(東証プライム)は2月27日、ドイツの熱交換器・膜装置メーカーBorsig社の持株会社であるDeutsche KNM GmbH(DKNM社)の全株式を取得する契約を締結したと発表。カーボンニュートラル戦略の一環として、同社のサブナノセラミック膜技術と、Borsig社の膜システム設計・施工技術を融合させることで、グリーン燃料のガス分離工程や脱水工程における省エネ化と環境負荷の低減を目指していく。

 DKNM社傘下のBorsig社はドイツに本社を置き、主力の熱交換器を軸に高いブランド力を有する機械装置メーカーグループだ。同社は自社製有機膜を用いた膜システムの設計・施工を手掛けており、日本ガイシのサブナノセラミック膜のシステム化への貢献が期待される。また両社は技術と品質へのこだわりを持ち、顧客からの信頼を事業基盤とする企業文化の類似性も指摘されている。

 取得価額は2億7000万ユーロで、株式譲渡は関係当局の許認可取得後に実行される予定だ。日本ガイシとBorsig社は今後、リソースの相互活用とシナジー創出により、顧客ニーズに適応した製品・サービスの開発を促進し、グローバルベースでの脱炭素社会の実現に取り組む方針を示している。なお、同件株式取得による2025年3月期の日本ガイシ連結業績への影響はないとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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