生成AIの活用実態を調査:企業の半数が導入、会計事務所は慎重姿勢―MJS調べ

【企業では半数以上が生成AIを導入】

■企業の生成AI活用が進む一方、会計事務所は慎重な姿勢

 ミロク情報サービス(MJS)<9928>(東証プライム)が実施した「生成AIに関する実態調査第2弾」によると、企業・事業主の55%が生成AIを利用している一方で、会計事務所では39%にとどまることが明らかになった。前回調査より利用者は増えているものの、会計事務所では依然として6割以上が未経験であり、企業と比べて導入が遅れている実態が浮かび上がった。

■将来的な生成AI導入への意欲は高い

 生成AIを未利用の会計事務所・企業に対し、今後の活用意向を尋ねたところ、会計事務所では「いずれは使いたい」が67%、「すぐにでも使いたい」が10%、企業・事業主ではそれぞれ73%と8%という結果となった。また、利用経験者の中では「ChatGPT」が最も多く活用されており、生成AIの代表的なツールとして認識されていることがわかった。

■導入の課題とMJSの支援策

 生成AIの活用が進まない理由として「どのツールを選べばよいかわからない」「業務への適用方法が不明」「社内ルールが未整備」といった声が挙がった。こうした状況を受け、MJSはITコーディネータによるサポートやセミナーを通じ、会計事務所や企業のIT化・DX推進を支援している。今後、ルール整備や活用事例の共有が進めば、生成AIの普及が加速する可能性がある。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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