ソフトバンクG、外貨建で総額約6000億円の社債発行、海外機関投資家向けに社債募集

■シンガポール証取に上場予定、担保・保証は設定せず

 ソフトバンクグループ<9984>(東証プライム)は7月3日、米ドル建およびユーロ建の普通社債を発行すると発表した。米ドル建は4本、ユーロ建は3本で構成され、発行総額は米ドル建が合計22億米ドル(約3,160億円相当)、ユーロ建が合計17億ユーロ(約2,879億円相当)に達する。償還期限は2029年から2035年までで、利率は年5.250%から7.500%と幅広い設定となっている。

 同普通社債の募集は、日本および米国を除く欧州・アジアの海外市場を対象とし、機関投資家に向けて行われる。いずれの債券にも担保や保証は付かず、シンガポール証券取引所に上場される予定である。引受会社としては、ドイツ銀行やJPモルガンなど複数の国際金融機関が名を連ねる。

 調達した資金は、2025年に満期を迎える既発行の外貨建普通社債の償還資金および一般事業資金に充てられる。同社は、本社債について日本国内では募集・売出を行わないとし、米国を含む一部の地域では証券法上の制限があることも明記している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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