【株式市場】TOPIXは軟調だが補正予算などに期待あり日経平均は続伸

株式

◆日経平均の終値は1万9671円26銭(28円52銭高)、TOPIXは1589.48ポイント(1.49ポイント安)、出来高概算(東証1部)は20億6925万株

チャート13 10日後場の東京株式市場は、日経平均がジリジリ戻して14時頃から堅調に転換し、一時31円31銭高(1万9674円05銭)まで上げて前日比続伸となった。中国で経済対策が発動される期待などが言われ、政府の「一億総活躍」に向けた予算編成などへの期待もあり、大林組<1802>(東1)が13時30分の四半期決算発表後に一段高になると日経平均の回復ピッチが強まった。日経JQSDAQ平均も続伸となり、東証マザーズ指数は反発。ただ、TOPIXとJPX日経400は戻しきれず小反落となった。

 オリジン電気<6513>(東1)が正午前に発表した四半期決算を好感して午後一段高となり、サッポロホールディングス<2501>(東1)は昨日業績予想を減額修正したが出尽くし感などが言われて高く、ゆうちょ銀行<7182>(東1)は預け入れ限度額引き上げ構想が浮上し一段堅調。創薬ベンチャーのリボミック<4591>(東マ)は四半期決算が好調で続伸となり、CYBERDYNE(サイバーダイン)<7779>(東マ)はドイツでの展開などが言われて出直り拡大。

 東証1部の出来高概算は20億6925万株(前引けは10億129万株)、売買代金は2兆3541億円(同1兆1189億円)。1部上場1912柄のうち、値上がり銘柄数は701(同451)銘柄、値下がり銘柄数は1090(同1316)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は14業種(前引けは3業種のみ)となり、値上がり率上位の業種は、医薬品、精密機器、銀行、機械、建設、水産・農林、ガラス・土石、空運、などとなった。

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