
■スーパー耐久レースで高濃度バイオ燃料の性能検証
マツダ<7261>(東証プライム)は6月2日、ENEOSホールディングス<5020>(東証プライム)グループのENEOS社製の低炭素ガソリン「E20」を搭載したレースカーで富士24時間レースに参戦し、実証走行を実施したと発表。E20はガソリンにバイオエタノールを約20%混合した燃料で、海外では10%混合が主流となる中、より高濃度の混合燃料の普及に向けた先行事例として注目される。モータースポーツの過酷な環境下で性能を評価し、自動車メーカーや燃料会社と知見を共有する。
同社はENEOSや他メーカーと連携し、「クルマと燃料を鍛える」ことで低炭素燃料の普及を推進。カーボンニュートラル実現に向け、All Japan体制での技術開発に取り組む。マルチソリューション戦略のもと、電動化時代に対応した内燃機関の進化を追求し、多様な燃料選択肢を提供する方針だ。
「走る歓び」を進化させ続けるという理念のもと、マツダは移動体験の感動を通じて「生きる歓び」を提供することを目指す。今回の取り組みは、持続可能な社会の実現に向けた同社の挑戦の一環として位置付けられている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)