アストロスケール米国子会社、米国宇宙軍向けAPS-R、史上初の軌道上燃料補給ミッションへ拡張

■静止軌道上で2回の実証運用、米国防総省衛星への燃料補給を計画

 アストロスケールホールディングス<186A>(東証グロース)は4月8日、同社の米国子会社が、米国宇宙軍との燃料補給衛星「APS-R」に関する契約内容を拡張したと発表。契約金額は29.4百万米ドル(約42.4億円)から41.2百万米ドル(約60.1億円)へと増額され、契約期限も2025年9月から2027年2月に延長された。本プロジェクトは、静止軌道上での衛星燃料補給の実証運用に拡張されたもので、米国国防総省の衛星に対して2回の燃料補給活動を実施する計画である。

 APS-Rは静止軌道の上部で衛星燃料ヒドラジンの補給を行う初の衛星として、米国国防総省保有衛星への史上初の軌道上燃料補給ミッションとなる。300kgの衛星には補給可能なヒドラジン・タンクを搭載し、燃料補給エコシステムを実現するものだ。バスサプライヤーにはサウスウエスト・リサーチ・インスティテュート、燃料補給インターフェースの製造サプライヤーにはオービット・ファブを選定した。

 同社では高まる防衛関連需要を背景に、APS-Rを戦略的に重要なプロジェクトと位置付けている。増額分11.7百万米ドルは2025年4月期通期の連結業績予想に含まれておらず、本件に関する収益は2027年4月期までの期間にわたって計上される予定である。APS-Rは2027年4月期中の打上げを目指し、宇宙における持続的な機動性を可能にする重要な技術実証となる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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