商船三井、SMT Shippingと直接還元鉄輸送で提携、安全対策と輸送需要への対応を両立

■CO2削減に向けた鉄鋼業界のニーズに対応

 商船三井<9104>(東証プライム)は2月28日、SMT Shipping(本社:キプロス)と直接還元鉄輸送の共同検討に関する覚書を締結したと発表。鉄鋼業界では、気候変動対策としてCO2排出削減が急務であり、その解決策として直接還元鉄への関心が高まっている。直接還元鉄は、従来の高炉を使用する方法に比べ、CO2排出量を大幅に削減できる。

 直接還元鉄の海上輸送には、専門的な知識と技術が不可欠だ。SMT Shippingは、この分野における世界的リーダーであり、豊富な経験と実績を持つ。一方、商船三井は長年にわたり鉄鋼業界へ海上輸送サービスを提供してきた。両社はそれぞれの強みを生かし、安全対策を徹底しながら、増加する輸送需要に応え、鉄鋼業界の低炭素化に貢献する。

 商船三井は、世界最大級の船社として培ってきた経験とノウハウを活かし、海運事業のみならず、様々な社会インフラ事業や技術・サービスを展開している。今回の提携を通じて、グローバルな社会インフラ企業として、更なる成長を目指し、全てのステークホルダーへ新たな価値を提供するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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