ティムコの第1四半期決算は大雪などの影響により釣りシーズンの動きだしが鈍い状況となったが売上高は3.9%増加

(決算速報)

■11月通期は各利益とも2期ぶりの黒字化を見込む

 ティムコ<7501>(東証スタンダード)が4月11日午後発表した2025年11月期・第1四半期決算は、寒気や大雪などの影響により、釣りシーズンの動きだしが鈍い状況となったが、商品の販売強化などの取り組みを行った結果、売上高は前年同期比3.9%増の7億68百万円となった。利益面では、円安や売上の主体がセール中心の秋冬物衣料だったことなどが影響し、売上総利益率が低下。営業利益は37百万円の損失となり、四半期利益も39百万円の損失となった。

 フィッシング事業では、販売先小売店における在庫調整局面が緩和に進む一方、気温低下や大雪によりシーズン開始が遅延した。フライ用品ではフライライン(フライフィッシング用釣り糸)や消耗品などを中心に販売の回復が見られたものの、ルアー用品はシーズンの立ち上がりが遅く販売が苦戦した。アウトドア事業に関しては、寒気の影響により防寒衣料や防寒小物の販売が好調に推移したが、2月下旬まで寒気が居座り、フィッシングギアや春夏物衣料の動き出しが遅れた。

 2025年11月通期の業績予想は、1月17日に開示した前回予想に変更はなく、売上高は36億20百万円(前期比12.7%増)、各利益は2日ぶりに黒字化し、営業利益は1億03百万円、当期純利益は67百万円を見込む。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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