【株式市場】前場の日経平均は205円高、引き続き米国が為替に触れなかったことなど好感され買い安心感

◆日経平均は3万4583円29銭(205円69銭高)、TOPIXは2550.34ポイント(20.11ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は少な目で7億3111万株

 4月18日(金)前場の東京株式市場は、為替が円高に振れて始まったため朝方は様子見姿勢だったが、米トランプ大統領も出席した17日の日米関税交渉で円相場に関する話は出なかったことなどが引き続き買い安心感につながり、日経平均は朝寄り後の150円安(3万4224円57銭)を下値に切り返し、次第高となって午前10時過ぎには274円高(3万4651円)まで上げて前引けも堅調だった。トヨタ<7203>(東証プライム)などの自動車株が続伸基調となり、日本郵船<9101>(東証プライム)などの海運株は米国が中国船に入港料を検討とされたことなど好感され一斉高となった。 

 フジ・メディア・HD<4676>(東証プライム)が米投資ファンドの動向やSBI・HD<8473>(東証プライム)の北尾会長兼社長の会見などを受けて一段と上げ、つれてTBS・HD<9401>(東証プライム)や日本テレビHD<9404>(東証プライム)などに連想買いが入り一斉高。中外製薬<4519>(東証プライム)は新薬候補の米社による臨床結果が好感され急伸。昭和真空<6384>(東証スタンダード)は3月決算予想の大幅な増額修正が区間されて一気に高値を更新。クオリプス<4894>(東証グロース)やセルシード<7776>(東証グロース)、ハートシード(HEARTSEED)<219A>(東証グロース)などが活況高となり住友ファーマ<4506>(東証プライム)の2日連続ストップ高を受けiPS細胞・再生医療関連株への注目が再燃。

 東証プライム市場の出来高概算は少な目で7億3111万株、売買代金は1兆6681億円。プライム上場1637銘柄のうち、値上がり銘柄数は1488銘柄、値下がり銘柄数は130銘柄。

 東証33業種別指数はサービス、機械を除く31業種が値上がりし、医薬品、海運、鉱業、石油石炭、小売り、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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