厚労省が発表、ハローワークにおけるAI活用の将来像、求職・求人マッチングの進化

■職員向け・利用者向け双方でのAI実証実験を令和7年度から開始

 厚生労働省は4月22日、「ハローワークにおけるAI活用の検討に関する省内プロジェクトチーム」の検討結果を踏まえ、将来を見据えたAI活用方針を公表した。AIはあくまでハローワークサービスの利便性を高めるためのツールという位置づけで、職員のすべての仕事を代替するものではない。検討では「利便性向上」「利用者層拡大」「サービス品質向上」を目指し、職員向けとハローワークインターネットサービス(HWIS)利用者向けの二方向からAI導入を進める方針だ。

 令和7年度には職員向けに全国10カ所のハローワークで職業紹介業務にAIを試行導入し、求人レコメンドや求人条件緩和案の提示などを実証的に検証する。HWIS利用者向けには、質問に自動応答する「コンシェルジュ機能」を試行的に導入する。これはチャットボットで求職活動の進め方などの質問に応答し、必要なサイト案内やハローワークへの誘導を行う機能だ。

 AIの活用にあたってはハルシネーション(誤情報生成)や個人情報漏洩、サイバー攻撃などのリスクが懸念される。プロジェクトチームではこれらに対応するため、利用規約での同意取得や機密情報保護、生成AIの適切な範囲制限など様々な対策を検討している。実証事業の結果を踏まえ、今後段階的にAI活用の検討を進める予定だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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