三菱重工が実質最高値、政府主導で「防衛装備品、海外市場を開拓」とされ商機拡大に期待高まる

株式市場 銘柄

■「国内産業を維持・育成」の目的もあるとされ追い風になる可能性

 三菱重工業<7011>(東証プライム)は5月23日、一段高で始まり、取引開始後は3130.0円(86.0円高)まで上げ、2日続けて実質的な上場来の高値を更新している。「大規模防衛・安全保障総合展示会」として5月21から23日までの予定で開催されている「DSEI Japan 2025」を契機に注目が再燃している上、23日は「防衛装備品、海外市場を開拓、政府主導で次期戦闘機など、国内産業を維持・育成」(日本経済新聞5月23日付朝刊)と伝えられ、海外市場への商機拡大に向けて期待が高まっている。

 報道によると、防衛装備品の海外市場開拓では「護衛艦や戦闘機などの売り込みに注力する」とされた。三菱重工業のブースには次期戦闘機と連携して飛行する無人機のコンセプトモデルも置かれたという。また、会場近くの埠頭には最新の護衛艦「もがみ」型が来航したとされ、「オーストラリアはもがみ型を原型とする新型艦の導入を検討する」と伝えられた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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