
■決算説明資料を公開後値動き活発化、さらに動意強める
日本製鋼所<5631>(東証プライム)は5月23日、再び出直りを強めて始まり、取引開始後は8%高の6348円(475円高)まで上げている。5月20日に3月決算の決算説明資料をホームページにアップし、株価が動意を強めている上、23日は「防衛装備品、海外市場を開拓、政府主導で次期戦闘機など、国内産業を維持・育成」(日本経済新聞5月23日付朝刊)と伝えられ、商機拡大への期待が高まっている。
報道によると、防衛装備品の海外市場開拓では「護衛艦や戦闘機などの売り込みに注力する」とされた。同社の得意分野は大型の鋳鍛鋼品やエンジニアリング製品のため、いわゆる「防衛装備品」のイメージからは遠い印象があったが、範囲が艦船にも広がれば出番が来るとみられる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)