科研製薬、同種(他家)滑膜間葉系幹細胞由来三次元人工組織「gMSC1」に関するライセンス契約を締結

■同製品の共同開発権、独占的販売権を取得

 科研製薬<4521>(東証プライム)は2日、株式会社ツーセル(広島県広島市)が、創製した同種(他家)滑膜間葉系幹細胞由来三次元人工組「gMSC1」)に関するライセンス契約の締結を発表した。

 同契約締結により、科研製薬は日本国内の整形外科領域における同製品の共同開発権、独占的販売権を取得する。また、科研製薬はツーセルに対して契約一時金および当該開発に係る開発費用、開発と販売マイルストンと合わせて最大約70億円を支払うとともに、上市後、売上額に応じたロイヤルティを支払う。

 今後、同契約に基づき、科研製薬による支援・協力の下、ツーセルは同製品の日本国内における再生医療等製品としての製造販売承認の取得に向けた開発を進める。製造販売承認の取得後、ツーセルからの供給を受け、科研製薬が同製品の販売を行う予定である。

 科研製薬は、患者の健康寿命延伸に貢献するために、「長期経営計画2031」(※1)における研究開発Transformationの中で、再生医療の実現化を目指し、新たなモダリティに取り組む専門企業との協業の可能性を検討してきた。ツーセルとともに同製品の再生医療等製品としての開発を推進することにより、整形外科疾患を有する患者に新たな治療選択肢をいち早く届けられるように努めていくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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