【株式市場】前場の日経平均は385円高、引き続き米中関税交渉の進展などに期待強い

◆日経平均は3万8473円97銭(385円40銭高)、TOPIXは2802.19ポイント(16.78ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は6億5326万株

 6月10日(火)前場の東京株式市場は、引き続き米中関税交渉の進展、緊張緩和への期待が強く、アドバンテスト<6857>(東証プライム)が次第高など半導体関連株が続伸基調となり、TDK<6762>(東証プライム)や村田製<6981>(東証プライム)なども値上がりした。日本郵船<9101>(東証プライム)などの海運株も高い。日経平均は189円高で始まり、午前10時過ぎから一段と上げて11時に387円高(3万8476円)まで上げ、高値圏のまま前引けとなった。

 双葉電子<6986>(東証プライム)が急激に切り返して高値を更新しドローン用精密部品などに期待の様子。加賀電子<8154>(東証プライム)も一段と出直り、さらなるM&Aなどへの期待強い様子。ベステラ<1433>(東証プライム)は一段高となり10周年記念配当や業績予想の増額修正など好感。ビューティガレージ<3180>(東証プライム)は急激に出直り今期業績予想や中期計画など好感。ピーバンドットコム<3559>(東証スタンダード)は買い気配のままストップ高となりAIソリューションでの提携を好感。ANAP HD<3189>(東証スタンダード)も買い気配のままストップ高となりグループ会社によるビットコイン事業開始や業務提携など材料視。ブルーイノベーション<5597>(東証グロース)は一段高のストップ高となりドローン関連株物色に乗る様子。

 東証プライム市場の出来高概算は6億5326万株、売買代金は1兆7282億円。プライム上場1630銘柄のうち、値上がり銘柄数は1138銘柄、値下がり銘柄数は422銘柄。

 東証33業種別指数は26業種が値上がりし、精密機器、化学、ガラス土石、電気機器、証券商品先物、金属製品、機械、海運、鉱業、建設、ゴム製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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