アクセルスペースHD、D-SAIL搭載衛星の打ち上げ成功、2026年末に初の軌道上実証

■膜面展開型デオービット機構で持続可能な宇宙環境を推進

 アクセルスペースホールディングス<402A>(東証グロース)傘下のアクセルスペースは12月15日、膜面展開型デオービット機構「D-SAIL」を搭載した小型実証衛星4号機(RAISE-4)が、JAXAの「革新的衛星技術実証4号機」の一環として打ち上げに成功したと発表した。打ち上げは12月14日(日本時間)、米ロケット・ラボ社のElectronにより実施された。

 RAISE-4では、打ち上げから約1年後の2026年末から、D-SAILの軌道上実証を開始する予定だ。面積約2平方メートル、薄さ数十ミクロンの膜面を展開し、微弱な大気抵抗を利用して高度を低下させることで、大気圏再突入を促す。実運用下での初実証となり、スペースデブリ低減に向けた重要な検証となる。

 同社は衛星の開発・運用・廃棄までを包括する独自指針「Green Spacecraft Standard」を策定し、D-SAILをサカセ・アドテックと共同開発した。米FCCが低軌道衛星に運用終了後5年以内の軌道離脱を求めるなど、国際的にデブリ対策が強化される中、先進的な取り組みとして位置付けられる。

■JAXA実証と宇宙戦略基金登録で国内実証サービスを拡充

 あわせて同社は、JAXAが実施する宇宙戦略基金事業において、「国内打上げが調整可能な軌道上実証機関」として登録された。優先順位1グループとして、国内で技術調整を完結する実証サービスを提供する。2024年に発表した「AxelLiner Laboratory」を通じ、2026年にはリアクションホイールの軌道上実証も予定しており、日本の宇宙産業の技術開発加速に貢献するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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