日野自動車は軟調スタート、三菱ふそうトラック・バスとの経営統合には反応が分かれる様子

■「商用車は乗用車に比べて台数も少なく大変難しい状況」

 日野自動車<7205>(東証プライム)は6月11日、5%安の422.8円(24.0円安)で始まり、軟調もみあいとなっている。10日の夕方に三菱ふそうトラック・バス株式会社との経営統合について発表し、持株会社の2026年4月発足、株式上場の方針を示したが、株式市場の反応は分かれているようだ。

 発表によると、経営統合に向けては、日野自とその親会社のトヨタ自動車<7203>(東証プライム)、および三菱ふそう、その親会社であるダイムラートラック社の4社で協議・検討を重ねてきた。「商用車は乗用車に比べて台数も少なく、日本市場で商用車メーカー各社が単独で対応するのは大変難しい状況」(発表リリースより)だが、「日本の商用車メーカーの競争力を磨くことで、日本・アジアの自動車産業の基盤を守り、社会やステークホルダーに対して、意義深く永続的な貢献をしていく」(同)とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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