ポート、群馬県伊勢崎市で系統用蓄電所の商業運転開始、電力市場の最適運用で収益性追求

■群馬3拠点に約10億円を投資

 ポート<7047>(東証グロース)は6月11日、群馬県伊勢崎市における系統用蓄電所「ポート群馬伊勢崎蓄電所」の商業運転を開始したと発表。これは、同社が系統用蓄電所事業への参入に向けて取り組む検証プロジェクトの第一弾にあたる。再生可能エネルギーの拡大による電力需給の変動に対応するため、電力系統に直接接続する蓄電池の活用が注目される中、同社は市場成長性や社会課題解決に寄与する意義を踏まえ、同事業への本格的な取り組みを始動した。

 ポートはこれまで、電力・ガス事業者向けの成約支援や業務支援を中心としたサービスを展開しており、年間90万件を超える成約実績を有する。同社は2025年3月期中に群馬県内で3カ所の蓄電所開発を進めており、伊勢崎市での1カ所目に続き、他の2カ所も順調に稼働準備が進んでいる。全体の投資規模は約10億円に達し、今後は卸電力市場や需給調整市場など3つの電力取引市場において最適な運用を行う方針だ。

 同事業の2026年3月期の業績への影響については、既に保守的な見通しで織り込み済みとし、初年度は赤字を前提とした収支計画となっている。とはいえ、同社は調整力や供給力の提供という社会的役割の重要性を強調し、今後も投資家への進捗報告を適宜実施する構えだ。再エネ普及の鍵を握る蓄電インフラとして、同社の動向には今後も注目が集まる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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