エスプール、食べチョクと連携し農園収穫野菜活用へ概念実証(PoC)開始

■「わーくはぴねす農園」の持続性向上を見据えた収益化スキームの構築へ

 エスプール<2471>(東証プライム)は12月19日、産直通販サイト「食べチョク」を運営するビビッドガーデンと、障害者雇用支援サービス「わーくはぴねす農園」で収穫した野菜の販路拡大を目的とする概念実証(PoC)を開始したと発表した。農園で生産された野菜を「食べチョク」を通じて販売するモデルを構築・検証し、収穫物の収益化を目指す。

 「わーくはぴねす農園」は、知的障がいのある人を中心に約5000人の就労機会を創出し、定着率92%を実現している。これまで収穫野菜は、子ども食堂への寄付や社員食堂での提供などに活用されてきたが、農園運営の持続性向上に向け、販売という新たな活用手段を加える。付加価値を高めて収益につなげることで、働く人が社会との関わりを実感しながら安心して就労できる環境づくりにつなげる。

 同PoCでは、板橋・茂原のエスプール農園を対象に、ビビッドガーデンの知見を生かした商品設計や販売ページ制作、写真・コピーライティング、販促設計、D2C運用の助言などを受け、販売スキームを検証する。成果を踏まえ、約700社の利用企業への横展開やサービス化を視野に入れ、「農業×障害者雇用」の価値や可能性を対外的に発信していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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