gumi、SBIホールディングスと上場暗号資産ファンドを共同組成、新ファンドで暗号資産市場へ本格参入

ビジネス 万年筆 メモ

■運用成果をPoCで実証、一般投資家向け展開も視野

 gumi<3903>(東証プライム)は6月11日、SBIホールディングスと共同で、上場暗号資産を運用対象とするファンドを組成すると発表。暗号資産市場の急拡大とブロックチェーン技術の進化を背景に、同社が蓄積してきた知見と運用実績を活かし、外部資金を対象とするファンドの立ち上げに至った。両社のノウハウを結集し、暗号資産のリバランスやヘッジ取引、ステーキングなどを通じて高い運用成果の実現を目指す。

 ファンドは、商法上の匿名組合を通じた私募形式で、規模は数十億円を想定し、存続期間は3年間とする。運営主体は今後設立される合同会社で、出資比率はSBIが51%、gumiの子会社であるgC Labsが49%を担う。gC Labsはgumiの戦略子会社として、ブロックチェーンに関する多様な事業を展開しており、今回のファンドでもその知見が活かされる。

 暗号資産は新たな金融資産として世界的に注目されており、ETFの承認や規制整備を受けて機関投資家の資金流入が進んでいる。今回のファンド組成は、SBIとの戦略的提携の一環であり、今後は一般投資家にも門戸を開く形でスキームの拡張を検討していく方針である。国内外の市場環境に応じた柔軟な展開を視野に、新たな金融サービスの創出が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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