アイデミーが戻り高値を更新、5月決算予想の増額修正を連日好感、AI/DX関連事業が計画を上回って推移

■26年5月期は先行投資を予定し営業損失の予想だが積極姿勢を高評価

 アイデミー<5577>(東証グロース)は6月16日、続伸基調となり、後場一段と上げて14時前に14%高の778円(96円高)をつけ、戻り高値に進んでいる。12日午後に5月決算予想(2025年5月期)の増額修正を発表し、連結営業利益と経常利益は一転、黒字の見込みに見直すなどで注目が再燃、好感買いが連日先行している。

 25年5月期の連結売上高は従来予想を6.2%上回る20億50百万円の見込みに見直し、営業利益と経常利益は、これまでともに1億10百万円の損失としてきたが、各々40百万円の黒字の見込みに見直した。AI/DXプロダクト事業およびAI/DXソリューション事業がともに、比較的規模の大きいAI/DX関連の人材育成投資を獲得でき計画を上回って推移したことに加え、連結子会社による外部顧客向け売上も想定を超過したこと、などが寄与した。親会社株主に帰属する当期純利益の予想はこれまでの1億50百万円の損失を10百万円の損失に見直した。

 25年5月期から26年5月期にかけては広告宣伝・営業活動およびAI開発事業への先行投資を予定しており、26年5月期は営業損失を計上する見通しとしたが、前向きの赤字といった受け止め方が少なくない。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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