大塚HDが一段と出直る、米国で輸液事業会社の持分を取得、供給体制を強化

■安定供給に寄与するとともに、より一層の北米での輸液事業を強化

 大塚HD(大塚ホールディングス)<4578>(東証プライム)は5月2日、次第高の相場となり、午前11時にかけて5%高の7710円(395円高)まで上げて8日続伸基調の出直り相場となっている。同日朝、株式会社大塚製薬工場(徳島県鳴門市)の米国子会社Otsuka Pharmaceutical Factory America,Inc.(イリノイ州)が5月1日付で米ICU Medical,Inc.の輸液事業会社の持分60%を取得したと発表、あらためて注目されている。

 発表によると、同米国子会社は、同輸液事業会社の持分の60%を取得して子会社とし、社名をOtsuka ICU Medical LLCに変更した。北米での輸液の供給体制を強化し、安定供給に寄与するとともに、より一層の北米での輸液事業の強化並びに製品の技術革新の促進を目指す。1日には、みずほ証券が同社株の目標株価を100円引き上げて7700円に見直したと伝えられた。株価は、過日発表の好決算や投資判断の強化を受けて続伸基調となっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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