INPEXが高値を更新、イランのホルムズ海峡封鎖など想定、ただ一気急伸ではなく受け止め方には温度差が

株式市場 銘柄

■米国のイラン攻撃を受けイラン国会は封鎖を決定と伝えられる

 INPEX<1605>(東証プライム)は6月23日、反発して始まり、取引開始後は2%高の2182.0円(60.0円高)まで上げ、約1週間前につけた年初来の高値2181.0円を上回っている。米国が日本時間の22日にイランの核施設を攻撃したことを受け、イラン側がホルムズ海峡の封鎖を行う可能性が強まり、原油価格やLNG(天然ガス)価格の上昇が連想されている。石油株は軒並み強い。ただ、一気に急伸する相場ではなく、株式市場でも受け止め方には温度差があるようだ。

 ホルムズ海峡の封鎖については、「イラン国会、ホルムズ海峡の封鎖「承認」、最終決定は今後、空爆受け」(毎日新聞のニュースサイト6月22日夜)などと伝えられたが、最終決定は大統領になるもよう。また、原油価格は米国によるイランの核施設攻撃を受けたあとの夜間取引で一時4%を上回る値上がりの1バレル78ドル台に進んだ。78ドル台は2025年1月以来約、約5か月ぶりになる。ホルムズ海峡が封鎖された場合は同100ドル台との観測も出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■山口県周南市で始動、燃料電池の定置型電源活用で脱炭素電力供給を検証  ホンダ<7267>(東証プ…
  2. ■LINEリサーチ発表、上半期トレンド総括と最新6月期の動向  LINEヤフー<4689>(東証プ…
  3. ■休廃業・解散は減少も淘汰続く、新興市場の課題鮮明に  東京商工リサーチは7月31日、国内ドローン…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■金先物関連株、最高値更新で安全資産需要が強まる  日本取引所グループ<8697>は9月24日、今…
  2. ■石破首相辞任表明後も市場は急落回避、投資家の買い意欲継続  「一寸先」は、不確実で予測が難しい。…
  3. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  4. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  5. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  6. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る