ダイナミックマッププラットフォーム、総務省「自動運転レベル4トラック実証と連携したV2N通信ユースケース実証事業」に参画

■V2N通信の有効性を公道で実証・評価する

 ダイナミックマッププラットフォーム<336A>(東証グロース)は26日、令和7年度総務省事業「新東名高速道路の一部区間における自動運転レベル4※1トラック実証と連携したV2N通信を用いたユースケース実証に関する検討」へ参画すると発表した。

 政府では、「デジタルライフライン全国総合整備計画」、「モビリティ・ロードマップ2024」等に基づき、自動運転車両と通信インフラの高度な連携を目指しているところ、同事業は、特にV2N※2通信の有効性を公道で実証・評価することを目的としてる。同事業では新東名高速道路の一部区間を走行する自動運転車両に対して、V2N通信を用いて、「先読み情報※3」および「車両の遠隔監視※4」を提供する実証実験を行う。

 そのような中で同社は、ダイナミックマップデータを受信して可視化するアプリケーションの構築、実証および有効性評価を実施する。ダイナミックマップデータは、同社が有する高精度3次元地図データと安心・安全な自動運転をサポートするための様々な情報を重ね合わせたもので、先読み情報も含まれる。同事業では、先読み情報をV2Nの通信環境下で自動運転に必要なサービスレベルで安定して送信可能かどうかを検証する。

 同社はこの事業を通じて、ダイナミックマップデータ提供による新たな付加価値の創出を目指すとともに、V2N通信の社会実装を加速させ、自動運転レベル4の早期実現に貢献するとしている。

※1 自動運転レベル4:場所・天候・速度等の特定条件下において、自動運転システムがすべての運転操作を実施
※2 V2N:Vehicle to Network/携帯電話網を用い、車両とインターネットやクラウド等通信ネットワークとの間で情報をやり取りする技術
※3 先読み情報:車両が走行予定の箇所の道路状況や交通イベント情報
※4 遠隔監視:車両の運行状態を遠隔地からリアルタイムでモニタリングし、異常時には適切な対応を支援するシステム
(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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