象印マホービンが急伸、業績予想の増額や自社株買いなど好感、25分近く買い気配を上げる

■圧力IH炊飯ジャーの最上位機種「炎舞炊き」やオーブンレンジなど好調

 象印マホービン<7965>(東証プライム)は7月1日、取引開始から25分近く買い気配を上げ続け、23%高の1630円(293円高)で始値をつけた。前取引日の15時30分に第2四半期決算と通期業績予想・配当予想の増額修正を発表し、夕方になって自己株式取得(自社株買い)も発表、好感買いが先行している。本日のストップ高は300円高の1637円。

 第2四半期決算(2024年11月21日~2025年5月20日・連結)は売上高が前年同期比5.4%増加し、営業利益は同11.4%増加など好調だった。圧力IH炊飯ジャーの最上位機種「炎舞炊き」やオーブンレンジなどが好調に推移し、調理家電製品が前年を上回ったほか、生活家電製品も順調に推移。海外事業は北米や台湾は好調に推移たが中国は前年から大幅に減少した。25年11月期の連結業績予想は、従来予想に対し営業利益を21.7%上回る見込みに見直すなど全体に増額修正した。11月期末配当予想も1株34円の見込み(従来予想比14円増、前期比11円の増配)に見直した。

 自社株買いは取得する株式の総数2,900,000株(上限、自己株式を除く発行済株式総数の4.42%)、2025年7月1日から2025年11月20日までの予定で実施。自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による買付を併用する。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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