
■猛暑による需要増加期待などに新材料が加わった形に
東京電力HD(東京電力ホールディングス)<9501>(東証プライム)は7月1日、続伸一段高で始まり、取引開始後は6%高の511.2円(31.1円高)まで上げ、2日続けて年初来の高値を更新している。「東京電力がデータセンター事業参入へ…『新しい本業』位置付け、新たな収益の柱に」(読売新聞オンライン7月1日朝)と伝えられ、買い材料視されている。このところは猛暑による需要増加期待や原発再稼働への期待などで出直っており、さらに買い材料が加わる形になった。
報道によると、2027年度にもデータセンター(DC)事業に本格参入する。排熱を有効活用する独自の省エネ技術を開発し、空調などの消費電力を従来の4分の1に抑える。策定中の再建計画・総合特別事業計画の中で、DC事業を「新しい本業」と位置付ける方針。新たな収益の柱に育てていくという。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)